最終更新日 2024年5月14日 by kente
◆ライフスタイルに合った理想の家を明確にしておくと良い
住宅を建てるにあたっては、様々な方法があります。
その中でも代表的なものが、建売住宅もしくは注文住宅で建てる方法です。
建売住宅とは、実際に建設済みの住宅を購入するものです。
実際に現物を見てから購入できるというメリットがあります。
また、建売住宅業者によっては、展示用の家具や外構の一部についても「セット」で格安に売ってくれるところもあり、この辺りもコストメリットに強い要因になっています。
一方注文住宅方式では、実際に建てられている建物ではなく、実際に請け負う業者と設計の打合せを行ってから建設することになります。
そのため、建売住宅に比べて自由度が高く、自分のライフスタイルを反映しやすいというメリットがあります。
設計段階では、予算の範囲内で内容を調整できるため、「この仕上げはどうしても譲れない」や「ここは人目に付かないのでどんな仕上げでもいい」というように、細かな部分まで金額が調整でき、自分の理想とする住宅のスタイルを実現しやすいというのも、注文住宅の魅力のひとつです。
実際にロイヤルウッドなど注文方式の住宅メーカーを選定するにあたっては、いくつかポイントがあります。
まず、住宅展示場などに見に行く前に、「自分が理想とする住宅像」を明確にしておくことが重要です。
事前に「自分の理想とする住宅像」を明確にしておくと、住宅展示場で目移りすることなく、本来の自分の目指すべき住宅に近づくことができます。
さらに、営業マンのセールストークに惑わされることなく、冷静に住宅を見ることも可能になります。
◆比較するためにも複数の業者から見積りを取る
住宅展示場のほかに、各メーカーで実施している「見学会」に参加するのも有効な方法です。
通常はホームページやリーフレットで告知していることが多いです。
見学会に参加すると、実際の建築主からどういった要望を受け、どうゆうに形にしているかを実際に見ることができます。
さらに運がいいと、建主のリアルな意見を聞くこともできるため、非常に貴重な場となります。
見学会のほかにも、住宅雑誌などで業者の情報を仕入れるのも良いです。
雑誌の中では、様々な業者のスタイルを客観的に眺められるメリットがあります。
このように、業者選定にあたっては自分に適した方法を見極め、実践していくことが重要なおポイントです。
住宅展示場や見学会、雑誌などでいくつか業者を絞った後に、いよいよ見積りをとることになります。
この見積り徴収にあたっても気をつけたいポイントがいくつかあります。
それは、かならず複数社から同条件でも見積りをもらうことです。
具体的には、最低「3社」に見積りを依頼し、建物の規模や仕上げの条件などを共通なものにし、その結果を比較・精査することが重要になります。
通常、この見積りまでは無償で対応してくれるところがほとんどなため、積極的に依頼していきたいところです。
この見積り結果を受けて、通常であれば「最安」の業者に即決しそうなところですが、ここでまず冷静になる必要があります。
建築工事の場合、安すぎてもその品質が保てないというリスクが生じます。
そのため、特に安い業者については、「なぜ安いか」を明確に聞き出すことが賢明です。
◆理想とする住宅を伝えることから始める
業者によっては、地元に工務店とのつながりが強かったり、材料の購入に関して独自のルートを持っており、そうした企業努力から安値を実現している業者もあります。
しかし、その一方で本来3回塗るべき塗装を2回分しか見こんでいなかったり、身に見えない下地ボードの厚さを薄く見込んでいるなど、素人目では分からない部分もあります。
そのため、値段の理由をヒアリングし、納得できてから契約することをおすすめします。
注文住宅の業者と契約後、いよいよ設計打合せが始まります。
業者おかかえのデザイナーや建築家と打合せを進めることになりますが、臆することは無いようです。
設計がはじまる初期の段階では、コストを気にせずとにかく「自分の理想とする住宅像」を伝えることが重要です。
ここを伝えきれないと、後ほど手戻りが難しい状態になり、結果的に悔いののこる住宅になってしまいます。
一定の要望を伝えた後に、最初の基本プランがでてくることになります。
その基本プランが出た後、いよいよ本題の「概算工事費」がでてきます。
これまでは「理想」を追求する段階でしたが、ここからは「予算」という現実的な戦いになります。
この段階で重要なのは、とにかく無駄なところへのコストを削減し、自分が理想とする住宅像に絶対にかかせないものを見極め、そこにコストをかけることです。
このコストの調整を密に行うことこそが、注文住宅の最大のメリットであり、気力・体力を消耗する作業ではありますが、必ず効果を発揮するポイントになります。
この部分を妥協することなく、チャレンジすることでコストバランスに優れた、見た目も美しい住宅ができるはずです。
悔いの無い注文住宅づくりのためにも、これらのポイントを押えて実践していきたいところです。