赤ちゃんが便秘になる原因

最終更新日 2024年4月11日 by kente

赤ちゃんの便秘も、大人の便秘と同じように、いくつかの原因があります。
しかし、もちろん、同じように暮らしていても、便秘になるかならないかには個体差がありますから、悩み過ぎないようにしましょう。

まず、完全に母乳での授乳から、粉ミルクと混合にした場合などには便秘になる可能性があります。
一般的に、母乳の方が便秘になりづらいと言われているのを聞いたことがある人もいるでしょう。
この場合は、月齢にもよりますが、プルーンエキスなどを与えたり、入浴時におなかのマッサージなどをしてあげるのがおすすめです。

生後1〜2か月の赤ちゃんの場合には、お砂糖をお湯で割って飲ませてみたり、赤ちゃん用の便秘薬を与えるという方法もあります。

それから、運動不足です。これは大人と同じですね。
この場合は、ストレッチをすると良いでしょう。

とはいえ、自分の意思で赤ちゃんがストレッチをするということはありませんから、足を持って自転車をこぐような運動をさせたり、足をクロスさせたりする運動をさせてみましょう。

特にウエストに働きかける動きは便秘の時におすすめです。
月齢の低い赤ちゃんでも出来ますが、あまり無理に引っ張ったり動かし過ぎたりしないよう、赤ちゃんの表情を見ながら最初は慎重にするようにしてくださいね。

また、おむつでお尻がかぶれてしまったり、お尻が痛かったりして、ウンチをしたくない、と、我慢してしまうこともあります。
この場合は、かぶれや痛みを取り除いてあげることがまず先決です。
お尻の状態をチェックして、何か問題があるようなら、手当てをしてあげましょう。

最後に、生後2か月頃に、腸の成長の影響による便秘になる場合もあります。
これは一時的なもので、時が経てば治りますから、心配する必要はありません。
お薬やマッサージでウンチが出るように促してあげるようにして、体の状態が整うのを待ちましょう。

様々な原因で起こる赤ちゃんの便秘ですが、対処のしようがないというものではありませんから、場合によっては小児科医や周りの先輩ママ達に相談しながら解消していきましょう。

予防対策をしよう

赤ちゃんの便秘は、決して深刻に考えすぎる必要はありませんが、ならないに越したことはありません。
また、なってしまったとしても、日頃から赤ちゃんの状態に気を付けていれば、すぐに病院に行った方がいいか、様子見でいいのかなどの対処法もわかりますよね。

ですから、まずは、赤ちゃんの毎日の健康状態に気を配ることが大切です。
そして、赤ちゃんが便秘になって苦しんでしまうことのないように、毎日の生活の中で対策をしていくことも重要です。

赤ちゃんの便秘対策には、まず、規則正しい生活があげられます。
決まった時間にミルクや離乳食をあげることや、毎晩同じ時間に眠ることは、自律神経を整えて、体の中を正しいリズムで動かしてくれます。

そうはいっても、赤ちゃん相手ですから、ミルクをあげたいときに飲まなかったり、寝かしつけようとしても寝なかったりもするでしょう。
赤ちゃんの様子を見ながら、ミルクの時間やお休みの時間がじょじょに一定になるようにしていきましょう。

また、離乳食には、ヨーグルトやプルーンなどを取り入れたり、繊維の多い食材をあげたりするのも良いでしょう。具体的には、果物やお芋、納豆などがおすすめです。

便秘が心配な場合は、お腹の上でのの字をかくように手を動かすマッサージをしてあげると効果的です。
そっと触るのではなく、少し力をいれてマッサージしましょう。
ただし、もちろん、無理に押したりしてはいけません。

また、足を持って動かす赤ちゃん体操などをすることで、赤ちゃんの健康づくりに役立てることができます。
これは、運動不足解消にもなりますから、便秘予防にも効果的です。
腹ばいの体勢も、腹筋への刺激になって便秘予防に効果的です。
はいはいはできなくても、上半身を起こすことができる赤ちゃんはしてみてはいかがでしょうか。

おむつかぶれやお尻のトラブルにも注意が必要です。
痛みなどから便秘になってしまうこともあるので、おむつを替える時にはお尻の状態もあわせてチェックしましょう。
赤ちゃん 便秘解消 やり方