いつから医学部受験に向けた勉強を始めるべきか

最終更新日 2024年4月11日 by kente

医学部を受験したいと考えている方の中には、いつから本格的に勉強を開始すれば良いか分からないという疑問を抱えている方もいるでしょう。
いつまでに始めなければならないというルールはありませんが、医大へ進学したいと考えている生徒には早いうちから学習に取り組んでいる人が多いです。
タイミングについて知らないとスタートが遅れてしまい、他の受験生に差をつけられてしまう危険性があることを理解しておきましょう。

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高校1年生から対策を始める学生の割合が最も多い

人によって医学部の入学試験に向けた勉強の開始時期は異なりますが、実は高校1年生から対策を始める学生の割合が最も多いです。
高校3年生から開始する人もいますが、高校1年生のときから始めていた生徒の割合が多くなっていることを知っておきましょう。
なんと、中学生時代から医学部受験を視野に入れた学習を始めている人もいるほどなので、できれば高校生になってからすぐに始めることが望ましいと言えます。

高校3年生までの内容をきちんと定着させることが大事

もちろん、いきなり過去問を解き始める必要はありません。
まずは高校3年生までの内容をきちんと定着させることが大事です。
高校に入学したばかりの頃は習っていない部分が大半を占めているため勉強する部分がないと感じるかもしれませんが、塾や予備校を活用しながら授業を先取りするケースが多いと言えます。
あらかじめ塾や予備校で先取り学習しておけば、学校では授業を復習代わりにすることが可能です。
自宅では復習と予習、予備校では先取り、学校では復習という学習方法にすることで、効率的に知識を吸収できるようになります。

試験問題にチャレンジ

基礎固めや苦手克服を意識しながら高校3年生の内容まで全て学習を終えることができたのであれば、いよいよ試験問題にチャレンジすることになるでしょう。
国公立大学と一部の私立大学の受験の場合は大学入学共通テストと二次試験を受けることになるため、どちらの対策も行っておく必要があります。
学校ごとに試験問題が用意される二次試験は出題傾向が偏ることがあるため、こちらの過去問で傾向に基づいた対策ばかり行っていると共通テストの対策が疎かになる可能性があるので要注意です。
共通テストと二次試験の両方の対策を行うためには膨大な時間が必要となりますが、早い段階から学習を始めておくことによって、これらの対策に割ける時間を多く確保できるようになります。

基礎固めと苦手克服を終了させておくことがポイント

より具体的な流れを説明すると、高校1年生の段階で医学部受験を意識した学習を開始し、2年生が終わるまでに3年生で習う範囲を含めた学習を終了させておくことが望ましいです。
ただ一通り学習しておくだけでなく、基礎固めと苦手克服を終了させておくことがポイントだと言えます。
3年生になってからは共通テストと志望校別の対策を行うことになり、過去に実施された試験の傾向を分析しながら問題集や過去問集を解いていくことになるでしょう。
同時に面接対策や小論文対策などを行う必要もあるため、試験別の筆記対策と面接対策の両方が完璧に行えるように整えておくべきです。

高校1年生の段階から医大に特化した予備校に通っておく

可能であれば、高校1年生の段階から富士学院など医大に特化した予備校に通っておきましょう。
学校で授業を受けたり自分で学習を進めたりするだけで十分だと思う人もいるかもしれませんが、学校と自分の力だけではカバーできる範囲に限りがあります。
予備校を利用するのであれば医学部を目指すにあたって必要な内容を効率的に学んでいくことができるため、時間を無駄にすることなく学習を進めることが可能です。
先ほども述べたように、講じなければならない対策は数多くあります。
努力していたとしても、時間が足りずに勉強が不十分になってしまえば意味がないと言えるでしょう。
なるべく早く予備校に通い、予備校と学校、家庭学習の全てを上手く活用しながら対策を重ねていくことがおすすめです。

早くから取り組んでおくと余裕を持って学習を進めることができる

医学部に合格したいのであれば、対策を始めるタイミングが早すぎることではなく遅すぎるリスクを気にするべきだと言えます。
早くから取り組んでおくと余裕を持って学習を進めることができるため、焦りが少ない状態でストレスなく勉強できるというメリットもあるでしょう。
出遅れてしまうと焦りからストレスを抱えることになったり、理解していない部分を解決しないまま先に進めてしまう可能性もあります。
絶対に何年生から始めなければならないという決まりはないものの、より確実な成果を期待したいのであれば遅くても高校1年生には学習を始めておくべきです。
対策は3年生になるまで必要ないだろうと思い込んでいると、ライバルの多くは既に高い学力や試験に対応できる力を身につけている可能性があります。

まとめ

最初は予備校の体験入学などから始めることも可能なので、積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。
絶対に医大に進学したいという強い気持ちを持っているのであれば、理想的な受験勉強スタートのタイミングを正しく理解しておき、理想通りに進めていけるようにしておくことをおすすめします。