皮膚のトラブルは市販薬ではなく皮膚科で治しましょう

最終更新日 2024年5月14日 by kente

ニキビやイボが出来たとしても、命にかかわるようなことではないので、市販薬を使ってセルフケアを使用と思う人が少なくありません。
ドラッグストアや薬局に行けば、そのための薬がたくさん売られていますが、必ずしも効果があるとは限りません。
下手に自分に合わない薬を使い続けると、余計にニキビやイボが悪化することがあるので、皮膚にトラブルが発生したら、最初から皮膚科に行くことをおすすめします。

思春期に発生するニキビや、皮脂の過剰分泌によるものですが、社会人になってからできる大人ニキビは、ホルモンバランスの乱れや暴飲暴食、喫煙、睡眠不足、ストレスなどの生活習慣の乱れが原因です。
毛穴が詰まり、アクネ菌と呼ばれる皮膚の常在菌が繁殖すると、ニキビが発生し、重症化するとニキビ跡が残ってしまいます。
そうなる前に皮膚科で治療を受ければ、肌がデコボコになるのを防げるので、ニキビが発生したら、お医者さんに診てもらうようにしましょう。

ニキビの基本的な治療には保険が適用されるので、美容外科で行われているような特別な治療を受けない限りは、少ない負担で済みます。
抗生物質や抗菌剤などの外用薬や内服薬を処方されますが、診察代や薬代をあわせても、3,000円~5,000円程度しかかからないでしょう。

年齢が高くなるにつれ、顔や首などに出来るイボは、痛みやかゆみがなくても見苦しいものなので、皮膚科に行って治しましょう。
セルフケアでは治りにくく、時間もかかるので、早く綺麗な肌に戻したいときは、専門的な治療を受けるようにしてください。

イボ治療の方法は色々ありますが、液体窒素による冷凍凝固なら、保険が適用されるので、安心して受けられます。
マイナス196度の液体窒素を浸した綿棒をイボにあて、低温やけどをさせることで取り除きます。
多少の痛みを伴いますが、1週間に1度のペースで受ければ、確実に排除できます。
イボは皮膚の深い部分まで根を張っていることが多く、液体窒素を根まで到達させるのには複数回の治療が必要なので、気長に通うようにしてください。

皮膚科では、イボ治療のためにハトムギエキスとして知られる、ヨクイニンの内服薬を処方することもあります。
漢方薬は体にゆっくり作用するので、効果を実感するには時間がかかります。

手術で切除したり、炭酸ガスレーザーを照射してもらう方法もあるので、イボが気になる方は、まずはお近くの皮膚科を受診するようにしてください。
お医者さんがその人に合った治療法を提案してくれるので、従うようにしましょう。